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kpinkcat(モモネコ)

Author: kpinkcat(モモネコ)

2009年1月からジョギングを開始するも、
数か月すると走らなくなる。
3年ごとにブームが訪れ、今回3度目。
2015年に過去最大重量を記録した
のをきっかけに再び走り始める。
今度こそ、過去最速を目指したい。
自分を取り戻す旅。。。

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写真を撮り終わるとすぐさま下山に向かった。
その前に、スタッフらしき人に声をかけた。
たしか大岳山には水場があったはずなんだけど。

私「あの~すみません。ここから水場って、あとどれくらいですか?」
ス「ここからあと3kmくらいですかね。」

ん?!一瞬、自分の耳を疑った。
あれれ、この近くに水場があるって話じゃなかったの?
まあ、そんなことをスタッフの方に問いただしても意味はないので、
現実的な話を聞いてみた。きっと彼が言うのは
綾広の滝近くの水場の事だろう、と思った。

私「その水場って、走っていたらすぐわかりますか?」
ス「あ、はい。コース上にあるからすぐわかると思いますよ。
  みんなそこで水を補給するので、並んでいると思いますから。」
私「ありがとうございました。」

とりあえず、3km先には確実にわかりそうな場所に水場がある事は確認できた。
あとで分かった事なのだが、大岳山山荘近くに水場があるそうだ。
コース上に山荘跡地があるが、あの周辺なのだろうか。
その水場情報を探そうとしても確実な情報は得られなかった。
(まさか、今はその水場はない、とかいう落ちじゃないですよね?)

さて、下山だ。大岳山の下山もかなり急だったので、それなりに苦労した。
いや、もうあと18kmなんだから、兎に角ゆっくりやり過ごせばなんとかなるさ、
と開き直っていた。痛みは強かったが、何とかなる程度で収まってくれていた。
下山途中で大岳神社が出てきて後ろの選手が綱を引いて鈴を鳴らしたり、
廃屋(大岳山山荘)が見えたり、鉄階段が見えたりと
辺りが明るくなってきて景色に楽しみが出てきた。
こういった楽しい景色が夜明けの力の絶大さなのかな、と思った。

鉄階段の岩場を抜けると次第に走れるトレイルとなってきた。
辺りも随分明るくなり、足の痛みがあったがゆっくりと走って下った。
しばらくすると右前方に小屋らしきものが見えた。
小屋の近くには川を渡る分岐があり、対岸には道が見えた。
小屋の中に水なんてないよな、この辺なのかな、と中を覗いたが、
そこには机と丸木の椅子があるだけで、ちょっとした休憩所のようだった。
そしてその小屋の少し先に進むと選手の姿が3人くらいみえた。
もしや、と思い近づくとそこには待望の水場があった。

「きたきたきたきたっ!!」
水を見つけてこんなにうれしかったこともなかった。綾広の滝の水場だ。
ボトルに入っている残り100mL程のポカリを飲み干しながら、
水汲みの順番を待ち、とりあえずボトルに水をなみなみ汲んだ。
それを一気に飲み干すともう一度水を汲んだ。
それを半分飲み終わった頃にようやく満足した。
一気に700mLくらいは飲んだと思う。
それから両脇のボトルに水を汲み再び1Lの水を手にした。
あと15kmくらいなのでこんなに水が要るのかも分からなかったが、
兎に角安心は必要だとおもった。高々1kg重くなることなんてどうでもよかった。
「なんだかんだ言っても水だ。水がすべてと言ってもいいくらいだ。」
という脳内フレーズがここでも何度も繰り返されていた。

水場を過ぎた辺りからトレイルの幅はグッと広くなり、
足を躓いたりするような場所はほぼ皆無となってきた。
朝日のおかげで見渡しも良く、安心して走れるようになってきた。

3CP 御岳山長尾平 58.0km 17時間40分台

第三関門で休んでいる人もいたようだが、声援を受けながらそのまま直進した。
所々登りもあったが全部走れたと思う。
しばらくすると御岳神社に着き、階段は素通りした後、直進して舗装道路を下った。
この舗装道路の下り勾配がなんとも言えないくらいきつく感じた。
アスファルトの硬さを思い知った瞬間だった。
右手には鳥居前のハセツネ最後の水場が現れ、2人ほど選手が水の補給をしていた。
ボトルの一方はもうすでに空になっていたので、
本当に必要ないかもな、と思いながら再びボトルを満タンにした。
もうこれできっと大丈夫だ、と思った。

水を汲み終わると、選手が左手の方に行く姿がみえたのでついて行った。
すると、スタッフの方が、コースは右ですよ、と言うものだから、
左の方には何があるのですか、と尋ねた。
ああ、左はトイレです、というので迷わずトイレに行ってきます、と
笑って左に進んだ。
通りの店はまだ全て閉まっていたが、感じのいい商店街だな、
と思いながら駆け抜けた。

しばらくコンクリートの道を右往左往したが、再びトレイルに入った。
日出山への登りも順調にこなし、最後の頂きに到着した。

日出山 60.6km 18時間26分
日出山1
日出山ではスタッフの方が声をかけて下さり、
記念に写真を一枚とってくれた。眼下から遠くに見える東京のビル群が
異次元の世界のもののように見えた。
日出山2
山の中で1日を過ごし、帰ってきた。
ああ、生きているんだな、と改めて思った。

日出山を降りる階段も随分長くて、それはそれできつかったが、
いよいよゴール間近という事もあり、
「そろそろかな」と思い始めて足を使うことにした。
段差が急な所以外はカニ歩きはやめ、一段一歩で下り始めた。
大腿は悲鳴を上げそうになっていたが、それでもなんとかやり過ごせそうな感じだった。

金毘羅尾根も走り続けた。走ってはいるけどとても遅かった。
多分キロ8~9分くらいのものすごく遅いペースだったと思う。
大岳山を過ぎてからというもの、ほとんど前のランナーを追い抜いた記憶はなかった。
ストックを持った人たちが、颯爽と私を追い抜いていった。
余りにもみんな簡単に抜いていくので少々理不尽な気持ちになった。
「ちょっとコレおかしいんじゃない?」
20時間くらいで来る人は私みたいに足が終わっているからこそ20時間なのであり、
そもそもなんでこんな時間帯にキロ6分くらいのペースで
サクサク下りていけるのだろうかと疑問で仕方がなかった。
みんなそれくらい軽々走って追い抜いていったのだ。

あ、そうか。そうなのか。
私を簡単に追い抜いていくあの人たちはきっと。。。




絶対あんたらどこかで寝とったでしょ~~('Д')

まあ、そういう風に思い込むことで自分の気持ちの平静を
なんとか保とうとしていた。
「これがレースじゃなければ、絶対走らないな。
 こんなに足が痛い状態で走るのはいつ以来だろう。
 もう全然だめなんだけど、こんな足でも走りたい、ってどういうことなのかな。
 チャレさんのいう、魂ってこれかな?、いや魂の走りって、もっときっと
 きつくて歯を食いしばるようにして、
 足がちぎれそうになるまで走るのだろうな」
そんなことも思ってみた。
足がちぎれそうな感じになるまで走れないのは
うん、明日仕事あるし、とかそんな邪念が全くなかったわけではなかった。

眼下に民家が見えた。アスファルトの道に出てきた。
ああ、もうすぐゴールなんだな。
応援されている人がちらほら現れてきた。
左折するところであと500mとかあと300mとか残りの距離を教えてくれた。
最後の曲がり角を右に曲がるととうとうフィニッシュラインが見えた。
嬉しかった。タイムは求めずゴールする事だけが目標のレースだったけど、
丸一日山の中で過ごせた非日常はこんなにも現実をきらびやかに映してくれるのか
と感じた。人々の笑顔が温かく、すがすがしい思いでゴールした。

ゴール 20時間3*分

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゴール後完走証をもらい、だんべえ汁を頂き、
ずっと飲みたかったコーラを堪能してから体育館に戻りました。
だんべえ汁

本当は温泉につかってから帰りたかったのですが、
帰りの飛行機の時間も気になっていたので、
軽く汗を拭いて着替えた後、帰路に着きました。
体育館のどこかにきっとR2さんが確保されたスペースが
あるのだろうな、というのが気になりました。
できれば最後までゴールを見届けたかったのですが、
飛行機の都合上それもできなくて、心を残して帰ってきました。
次参加するときは、十分時間に余裕を見て旅行計画を立てようと思います。
アレキさん、R2さん、hideさん、レイさん、riverさん有難うございました。
また会える日を楽しみにしています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
初めてのハセツネ挑戦が終わりました。
無事帰ってこれた事に感謝しています。
スタッフの方々、沿道で声援を送って下さった方々にお礼申し上げます。
最後に、道中の記憶があまりにも不鮮明だったため、
このレポを書く際には 2015攻略マップさんハセツネ攻略マップ2016さん
動画を大いに参考にさせてもらいました。
この場を借りて深くお礼申し上げます。

感動できるドラマがいっぱい↓
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Comment

No title

お疲れ様でした。

醍醐丸で探していたのですが、
見つけられず残念でした。

来年、ぬかるみのない爽やかな
信越で完走したいですね。

  • river #- - URL

初めまして、アンジーと申します。
遠方からの参戦、お疲れ様でした。信越に続き参戦されると、アレキさん達から伺ってました。自分も初ハセツネでしたが、キツかったですね!お互い完走できて良かったです。

これからどんどんトレイルレース参戦されると思いますので、頑張って下さい!

  • アンジー #- - URL
riverさん!

レイさんのコメントからriverさんも
醍醐丸にいらっしゃった事を知りました。
お会いしたかったです。

> 来年、ぬかるみのない爽やかな
> 信越で完走したいですね。

 きっと完走した方々も瑪瑙山クリアしてないので、
次こそはと思っているかもしれないですね。
 来年何としても出て完走したいです!
 一緒に信越の山々を駆け巡りましょう^^ノ

  • kpinkcat #- - URL
アンジーさん!

実はね、昨日のアンジーさんの記事読んで、
あ~~、アンジーさんも出てたのかぁ、
しかも当日朝、R2さんエリアにいただなんて~
って思ってたのでした。
今日コメント入れて下さっていて、ビックリでした。

アンジーさんくらい速い方でも
体冷えたりすると大変そうでしたね。
でも、またタイム削る楽しみができたのでは?!
色々山を経験してこれからボチボチやっていきます。
お会いできた時にはよろしくです!

  • kpinkcat #- - URL

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